7月25日から4日間スコットランドを訪問していたドナルド・トランプ米大統領。自身が所有するゴルフ場の新コースを巡りながら、イギリスの要人と面会した。
今回の滞在中、トランプ氏がしきりにあげた話題が風力発電の「風車」についてだった。スコットランド到着直後、報道陣を前にこう発言した。
「風車をやめろ。自分の国を台無しにしている。本当にそう思ってる。悲しいよ」
「飛行機で上空から見ると、あちこちに風車が建っていて、美しい野原や渓谷が台無しだ」
「風車は鳥を殺している。海に設置された風車も、海を台無しにしている」
この主張は、EUのフォン・デア・ライエン欧州委員長との会談でもくり返された。
「ヨーロッパに言いたい。アメリカでは風車の建設を許さない」
「風車はわれわれの景観、美しい谷、美しい平原を台無しにしているんだ」
「アメリカの美しい平原を見渡すと、風車だらけ。まったくひどい話だよ」
「コストが高く、8年でさびつき、処分も大変だ」
ライエン委員長は無言で困惑気味の様子だ。
イギリスのキア・スターマー首相との会談時も、風車の話が登場。「風車はクジラにも有害」と主張したが、科学的根拠は不明だ。
トランプ氏の異様なまでの風車への執着に、ネットでは以下のような声が寄せられている。
ユーザー①「この人、風車に何されたの?」
ユーザー②「アメリカにはすでに風車がたくさん建ってるよ」
ユーザー③「風と戦う男。勝てるといいけど」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦
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