【ニューデリー共同】インド外務省報道官は4日、インドが続けるロシア産原油の購入を米国や欧州諸国が非難していることに対し「インドを標的とするのは不当で不合理だ」と反発する声明を発表した。「国益と経済安全保障のために必要なあらゆる手段を講じる」と強調した。
インドはロシアによるウクライナ侵攻後、米欧の経済制裁で割安になったロシア産原油を購入し、戦費を支えてきた。和平交渉を仲介するトランプ米大統領はインドに「ペナルティーを科す」と揺さぶりをかけ、購入停止を迫っていたが、インドの反発で両国間の溝の深さが鮮明になった。