韓国の金建希(キム・ゴニ)氏が、特検による聴取を目前にソウル・アサン病院を訪問。その際の映像が公開され、健康状態を巡る疑惑が再び注目を集めている。
映像公開と訪問の詳細
8月6日に予定される金建希氏の出頭・取り調べを前に、7月末にソウル・アサン病院を訪れた金氏の様子が「キム・オジュンの謙虚は難しいニュース工場」と題されたYouTube番組で公開された。著名記者のチュ・ジヌ氏が撮影したとされる映像には、金氏が専用車から降り、病院のロビーに入る場面が捉えられている。
ソウル・アサン病院を訪れる金建希氏と出迎える医療関係者
映像によると、専用車が病院玄関前に停車すると、すでに白衣を着た人物が待機し、頭を下げて挨拶。医療関係者とみられるその人物は、金氏が車を降りると周囲を確認しながら病院内へと案内した。黄色の衣装を身につけた金氏の後方には、側近とされる2名の人物が続いた。チュ記者はこの2名を「いわゆる“ドアノブ3人組”のうちの2人ではないか」と推測している。金氏の病院滞在時間は1時間にも満たなかったが、退出時も同様に医療スタッフによる丁寧な挨拶と「儀礼」を伴う対応が見られたという。
記者の見解と疑問
映像を公開したチュ・ジヌ記者は、金建希氏の足取りが「非常に軽快で、降車時の動きも普通であり、元気そうだった」と指摘した。その上で、金氏が「毎週病院に通いながら“私は病気だ”という履歴を積み上げているように見える」と主張し、健康状態を理由とした聴取回避の可能性を示唆した。
過去の入院と世論の反応
金建希氏は去る6月にも、特検の取り調べ開始を控えて「うつ病などの持病」を理由にアサン病院に入院していた経緯がある。その後、6月27日には尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が車椅子を押す姿で退院する様子が報じられた。この一連の動きに対し、一部からは「パフォーマンスではないか」「世論の同情を引くための作戦だ」といった批判的な声が噴出していた。
金建希氏の病院訪問は、間近に迫った聴取と相まって様々な憶測を呼んでいる。過去の行動とも結びつき、彼女の健康状態を巡る議論は今後も続くものとみられる。
参考文献
- KOREA WAVE/AFPBB News (via Yahoo! Japan News)