【ワシントン=阿部真司】米国のトランプ大統領は4日、自身のSNSで、インドがロシアから原油を購入しているとして、「関税を大幅に引き上げる」と表明した。7月31日に署名した大統領令では、インドの相互関税を25%としていた。
トランプ氏はSNSで「インドは露産原油を大量に購入しているだけでなく、多くを市場で売却し、巨額の利益を得ている」と非難し、「ロシア軍によってウクライナでどれだけ多くの人が殺されているのか、インドは気にも留めていない」と述べ、関税引き上げの理由を説明した。
トランプ氏は今月8日までにロシアが停戦に応じなければ、露産エネルギーを取引する第三国に「2次関税」を課すとしている。