覚醒剤使用の罪を認める あおりエアガン事件の男


 愛知県内の東名高速道路で今年9月、先行車に向けエアガンを発射したとして、道交法違反の罪で罰金5万円の略式命令を受けたほか、覚せい剤取締法違反(使用)の罪にも問われた無職、佐藤竜彦被告(40)=兵庫県尼崎市=は10日、名古屋地裁(山田耕司裁判官)の初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、佐藤被告は9月上旬から同14日までの間に、覚醒剤を使用したとしている。エアガン発射に絡み、相手車を傷つけたとする器物損壊容疑で9月に逮捕された際、覚醒剤の陽性反応が出ていた。佐藤被告を巡っては、愛知県日進市の東名高速上り線で先行車に向け、エアガンからプラスチック製の弾5発を発射したとして、名古屋簡裁が11月、道交法違反(道路における禁止行為)の罪で罰金刑を命じた。器物損壊と、あおりに使用した車を盗んだとする窃盗の容疑について、名古屋地検は同月、いずれも不起訴処分とした。



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