立憲民主党などの野党は9日、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の問題などを追及する必要があるとして、大島理森衆院議長に40日間の会期延長を申し入れ、日本維新の会、共産党もこれに賛成した。立民などと距離を置く維新が賛成するのは「異例のできごと」(野党幹部)だったが、衆院議院運営委員会で否決された。
維新の遠藤敬国対委員長は同委で、会期延長をめぐり、桜を見る会の問題だけでなく災害対応の議論を進めたり、憲法審査会を開き憲法改正手続きを定めた国民投票法改正案を処理したりするなら賛成すると主張した。
維新幹部は「クリスマスも正月も国会を行う覚悟が必要だ」と話し、災害対応や改憲議論は重要な問題だとの認識を示した。