日本マクドナルドは、2025年8月8日(金)に発売されるハッピーセット「ポケモン」の転売対策として、フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリとの連携を発表しました。この取り組みは、近年社会問題となっている人気商品の高額転売や、それに伴う過剰な注文を防ぐことを目的としており、お客様への注意喚起も行われています。
マクドナルドとメルカリの協力体制の発表
日本マクドナルドは公式サイト上で、「株式会社メルカリとの取り組みについて」と題し、両社が情報共有を行い、発売前後の注意喚起や権利侵害品対策などの取り組みを実施すると発表しました。この連携により、特定の新商品(ハッピーセット「ポケモン」など)に関する情報がマクドナルドからメルカリに提供され、ウェブサイトでの注意喚起や店舗での販売個数制限といった必要な措置が講じられます。
一方、メルカリ側も、マクドナルドからの情報提供に基づき特定の新商品に関する注意喚起を行います。さらに、両社で合意した商品については、メルカリの利用規約違反への対応を強化。悪質な詐欺行為や利用規約に抵触する可能性のある出品、権利者の許諾なくウェブサイト等から商品画像を転載する出品(著作権侵害)の削除も積極的に実施するとのことです。これにより、健全な取引環境の維持を目指します。
マクドナルドがフリマアプリ「メルカリ」と連携し、ハッピーセットの転売対策を強化している様子を示す画像。
双方からの顧客への呼びかけと注意喚起
日本マクドナルドは、お客様に対し、ハッピーセットなど同社商品の転売や再販売、その他営利を目的とした購入、そして食べきれない量の注文を控えるよう改めて強く呼びかけています。また、店舗への在庫に関する問い合わせも遠慮するよう求めています。
メルカリもまた、出品や販売、または購入を検討している利用者に向けて、「商品価格や内容を今一度ご確認いただくなど、冷静な行動をお取りいただきますよう、お願い申し上げます」と注意を促しています。これは、転売目的での高額取引や不当な利益追求を抑制し、消費者が賢明な判断を下すことを奨励するものです。
ハッピーセット「ポケモン」の詳細と週末プレゼントについて
マクドナルドは、明日8日から約3週間にわたり、ハッピーセット「ポケモン」を発売します。このハッピーセットには、ピカチュウやイーブイをはじめとする人気ポケモン、そして10月16日発売のポケモン新作ゲーム『Pokemon LEGENDS Z-A(ゼットエー)』に登場するメガルカリオやメガリザードンXなど、“メガシンカ”を遂げたポケモンを含む、仕掛けが楽しめるおもちゃ全8種と、ひみつのおもちゃ1種の計9種が登場します。
さらに、今週末の9日、10日、11日の3日間は「週末プレゼント」として、ポケモンカード2枚セットが数量限定で配布される予定です。このプレゼントは、「おひとりでも多くのお子様にお届けするため」として、一人あたり5セットまでの購入制限が設けられています。配布されるポケモンカード2枚セットは、オリジナルイラストのピカチュウ1枚と、全5種の中からランダムで1枚が封入される内容です。ニャオハ、ホゲータ、クワッス、ラルトス、リオルといったキャラクターのカードを通じて、子供たちはポケモンについてさらに詳しく学ぶことができます。
まとめ
今回の日本マクドナルドとメルカリの連携は、人気商品の転売問題に対し、企業が協力して対策を講じる重要な一歩となります。消費者がハッピーセット「ポケモン」やおもちゃを純粋に楽しむことができるよう、購入時の冷静な判断と、マクドナルドからの注意喚起への理解が求められます。