2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(9月29日放送開始)で、ヒロイン・松野トキの母親役を演じる女優・池脇千鶴(43)の近影が公式SNSで公開され、そのビジュアルが大きな話題を呼んでいます。池脇の新たな役作りに、多くの視聴者から驚きと期待の声が寄せられています。
連続テレビ小説『ばけばけ』での新たな挑戦
『ばけばけ』の公式SNSでは、「ばけばけ人物紹介」と題し、連日出演者の役柄を紹介。今回注目を集めているのは、ヒロイン・松野トキ(高石あかり)の母親である松野フミを演じる池脇千鶴の姿です。公式SNSによると、フミは「出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しく、トキにもよくお話を聞かせてあげる」人物。娘・トキのお話好きはフミ譲りであり、娘の幸せを誰よりも願う心優しい母親として描かれています。時代の変化に戸惑いながらも、内職で家計を支えるしっかり者で、家族を優しく見守る存在です。
淡い桃色の着物に日本髪を結い、優しく微笑む池脇千鶴の姿が公開されると、その変貌ぶりにSNS上では驚きの声が相次ぎました。
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』で主人公の母・松野フミ役を演じる池脇千鶴の、淡い桃色の着物と日本髪姿「明治の品の良さそうなお母様ですね」「優しそうな人ですね」「お母さん役で朝ドラカムバックですね!嬉しいです」といった称賛の声が寄せられる一方で、「池脇千鶴さん役作りすごいな!」「私の中ではいまだに若い頃の可愛いイメージだから一瞬びっくりしちゃう笑」「最近ではすっかりお母さん役が定番になってしまわれて、安達祐実さんより衝撃を受けてます」など、その役作りの徹底ぶりに驚きの反応が広がっています。
役作りの達人・池脇千鶴、驚きの変貌の背景
池脇千鶴は、2001年後期の朝ドラ『ほんまもん』でヒロインを務めブレイクを果たしましたが、24年ぶりに母親役として朝ドラに「カムバック」することに、多くのファンが感慨深さを感じています。テレビ誌編集者によると、池脇は役作りに定評があり、『ばけばけ』では年齢を重ねた女性を演じるためか、顔つきも以前にも増してふっくらとしており、どこか安心感を覚えるビジュアルに仕上げている印象とのことです。
彼女の役作りの徹底ぶりは、2021年1月クール放送のドラマ『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)でも発揮されました。この作品で“しょぼくれたアラフォーOL”と“伝説の高齢ホステス”の1人2役を見事に演じ分けた池脇。ドラマ放送前、バラエティ番組に出演した際の彼女の姿に「顔がたるんでる」「老けた」といった声が上がったものの、これは「ジルバ」における意図的な役作りだったことが後に明らかになりました。役関係者によると、彼女は事前に顔のケアをせず、姿勢も悪くして生活するなど、わざと「エイジング」を施し、物語が進むにつれてどんどん美しくなっていく主人公に合わせて、序盤は「おばさん」に見えるように調整していたといいます。この演技と役作りは高く評価され、池脇は2021年6月、第47回放送文化基金賞の番組部門の演技賞に選出され、「うだつの上がらない女性から徐々に変貌して光り輝いていく過程の表現力は驚愕すべきものがあった。この作品のインパクトは彼女の演技力によるところが甚大」と絶賛されました。
視聴者の期待と今後の展望
過去にヒロインを演じた朝ドラへの母親役での復帰、そしてその都度話題となる役作りの徹底ぶりは、池脇千鶴が真の演技派女優であることを証明しています。今回の『ばけばけ』においても、その唯一無二の表現力で、松野フミというキャラクターに深みとリアリティを与え、物語を一層魅力的なものにしてくれることでしょう。視聴者は、彼女がどのような演技を見せてくれるのか、そしてヒロインの成長にどう寄り添っていくのか、大きな期待を寄せています。
参考資料:
- Yahoo!ニュース(ピンズバNEWS)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f106611b02ee0677f1bb22336ded394887ec8657 - NHK連続テレビ小説『ばけばけ』公式SNS
- 『その女、ジルバ』関連情報