中居正広氏の「性暴力」報道、文春が詳細公開で波紋拡大:会見拒否の是非を問う

8月6日、週刊文春電子版が「中居正広『性暴力』の全貌がついに分かった!」と題する記事を公開し、中居正広氏の芸能界引退のきっかけとも報じられた「女性トラブル」に関する詳細が再び注目を集めています。この報道は、長らく議論されてきた中居氏と元フジテレビ女性アナウンサーAさんとの間のトラブルに新たな火種を投じ、世間やメディア関係者からの様々な反応を呼び起こしています。

中居正広氏を巡る「性暴力」報道の新たな展開

週刊文春の記事は、中居氏が自身のマンションに被害女性Aさんを呼び出し、執拗に迫る様子を生々しく描写しています。これに対し、中居氏の代理人弁護士はすぐさま猛反論を表明しました。「この事案については一般的に性暴力という言葉から想起されるような行為ではなく、また不同意によるものではなかった」と主張し、不同意や性暴力の事実を強く否定しました。この代理人弁護士による反論を受け、今なお中居氏の潔白を主張する一部の熱狂的なファンからは擁護の声が上がっています。

女性問題報道で世間の注目を集める中居正広氏女性問題報道で世間の注目を集める中居正広氏

著名人からの批判と「会見」の必要性

しかし、世間の反応は一様ではありません。元放送作家の長谷川良品氏は自身のX(旧Twitter)で、「本日の文春電子版でまた中居氏潔白界隈がいきり立っている。まさに断末魔といったところか」と指摘。文春の記事で紹介された中居氏の言動に対し、「吐き気を覚えた」とまで記しています。長谷川氏は、ユーザーからの「会見は不要だが法的に白黒付けた方が良い」という意見に対し、「会見が不要なわけないじゃないですか。潔白だというのなら堂々と会見しないと」と反論し、さらに「公共性の高いテレビの恩恵を受けてきたタレントが都合が悪くなると会見拒否などありえませんよ」と、一度も記者会見を開かずに弁護士を通じてのみ反論を続ける中居氏側の姿勢を強く問題視しています。

この長谷川氏の指摘には、政治系YouTuberの白坂和哉氏も賛同の意を示しています。「長谷川さんのご指摘の通り!僕も以前から不思議に思っている。そもそも中居正広氏が潔白なら、普通に記者会見を開いて説明すれば良いだけの話。なぜか中居氏はそうせず、芸能界を引退してしまった。中居氏の行動が全てを物語っている」と述べ、中居氏の対応が自身の潔白を証明していないと示唆しています。

被害者側弁護士の強い反論と今後の法的措置

さらに注目すべきは、被害者である元フジテレビ女性アナウンサーAさんの代理人弁護士である菅沼友子氏からの反論です。文春の記事では、Aさん側の代理人弁護士が作成し中居氏側に送付したとされる通知書の内容が公開されており、中居氏側はこれを「第三者媒体による情報開示が継続的に発生」と、情報漏洩の可能性を示唆していました。

しかし、菅沼友子弁護士はENCOUNTの取材に対し実名で回答し、これを真っ向から否定しています。「あたかも被害女性であるAさんや代理人である当職が守秘義務に違反しているかのような表現がありますが、Aさんも当職も守秘義務に反する行為は今回もこれまでも一切しておりません」と強く反論。その上で、「もし中居氏側が当方の守秘義務違反を主張するのであれば訴訟等の法的手続きにおいて事実の確定を求めるべき」と、中居氏側に対して訴訟の可能性を示唆し、法的解決を求める姿勢を見せています。

芸能ジャーナリストは、この状況について「中居氏とAさんの密室内での詳細なやり取りまで明かされてしまった。会見を開かずに、弁護士ごしに中居氏側が反論すればするほど、中居氏側の“悪あがき”という印象を受ける人も多いでしょうね」と分析しており、中居氏の今後の対応がさらに注目されています。

まとめ

中居正広氏の「女性トラブル」、特に週刊文春が報じた「性暴力」疑惑は、代理人弁護士による反論、著名人からの批判、そして被害者側弁護士の強い反論が交錯し、依然として複雑な様相を呈しています。中居氏が記者会見を開かずに弁護士を介してのみ対応を続ける姿勢は、疑惑をさらに深め、多くの疑問を投げかけています。今回の文春の続報と各方面からの反応は、中居氏の今後のキャリアだけでなく、芸能界における有名人の責任と情報公開のあり方についても大きな問いを投げかけています。

参考資料