昨秋の兵庫県知事選で、選挙運動の報酬をPR会社に支払ったとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで書類送検された斎藤元彦知事に対し、神戸地検が任意で事情聴取をしていたことが分かりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「神戸地検が兵庫県知事を任意聴取」を解説します。
Q 兵庫県知事選でどんなことが起きたの?
A 斎藤元彦知事が選挙運動の報酬をPR会社に支払ったのではないか、ということが問題になりました。
Q どうして報酬を払うと問題になるの?
A 選挙運動で報酬を支払うと、公職選挙法という法律に違反する場合があるからです。
Q 詳しく教えてよ。
A 兵庫県西宮市のPR会社「merchu(メルチュ)」の女性社長は、斎藤氏の広報全般を任されたとインターネット上に投稿し、斎藤氏陣営の交流サイト(SNS)について「私が監修者」と発信しました。
Q お金はいつ、どれくらい支払われたの?
A 知事選告示後の11月4日に斎藤氏側からメルチュに支払われた71万5000円が「選挙運動の対価で報酬に当たる」として、大学教授らが刑事告発しました。
Q 斎藤知事は何て言っているの?
A 斎藤氏は報道各社の取材に「コメントを控える」と話しました。
Q 今後はどうなるの?
A 斎藤氏は地検の聴取に容疑を否認したとみられます。地検は刑事責任を問うか慎重に判断します。