【群馬「正論」懇話会】戦後最悪の東アジア安保「国防は国民一人一人の問題だ」 元空将・織田邦男氏が講演

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スクリーンを使いながら日本を取り巻く情勢について語る織田邦男氏=9日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影)

スクリーンを使いながら日本を取り巻く情勢について語る織田邦男氏=9日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影)

 群馬「正論」懇話会(会長=川崎弘ALSOK群馬顧問)第55回講演会が9日、前橋商工会議所会館(前橋市)で開かれ、元空将で国家戦略研究所所長の織田邦男氏が「激動する東アジア情勢と日本の課題」と題し熱弁をふるった。織田氏は東アジアの安全保障環境を「戦後最悪」とし、その中で日本がどう平和を維持していくか詳細に論じた。来場者は約1時間半、熱心に耳を傾けた。

 織田氏は、日本が「核を持つ3つの独裁国家に囲まれている」厳しい安全保障環境の中にあると前置きした上で、まず北朝鮮の脅威に言及。「金正恩朝鮮労働党委員長にとって核は(父の)遺訓であり、正統性を維持するため放棄することはない。すでにミサイルに弾頭として核を載せる準備ができている」と述べた。

 このため北の核抑止のために日本は「桜を見る会の議論もいいが、(日本の)核武装を含めたタブーなき議論が必要だ」と主張。北の発射前ミサイルの撃破も検討すべきだと述べた。

 東アジアでは「反日親北」である韓国の文在寅政権の動きに着目。「日米側にとどまるのか中露側に行くのか。最悪のシナリオに備える必要がある。半島が統一した場合、核付きの反日国家が出現すると大変なことになる」と説明。対馬が「第2の竹島」となりかねない恐れもあるとして、「第2李承晩ラインを防げ」と強調した。

 また、中国はすべてを武力で解決する「力の信奉者」であり、経済成長につれ南シナ海などへの進出などパクス・シニカ(中国による平和)を目指していると指摘。中国の覇権に対し、「米国が関与を減らそうとしている中、日本は豪州や東南アジア諸国連合(ASEAN)など自由と民主主義などの価値観を共有する各国とスクラムを組み、米国を巻き込んでいかないといけない」と述べ、パクス・アメリカーナ(米国による平和)を維持していくべきだと論じた。

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