ボビー・オロゴン、地上波復帰で腕相撲王者!59歳公表の裏に隠された「年齢詐称」の真実

8月10日、人気バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン スポーツSP』(フジテレビ系)で、新企画「腕相撲トーナメント」が開催され、注目を集めました。その中心にいたのは、およそ5年ぶりの地上波ゴールデン番組出演を果たしたタレント、ボビー・オロゴン氏(59)です。久々の登場にもかかわらず、彼の年齢にまつわる長年の疑惑が再び浮上し、SNS上では大きな話題となっています。

『千鳥の鬼レンチャン』で見せた圧巻の強さ

「腕相撲トーナメント」には、ジョージア出身の元大関・栃ノ心(37)、帝京大ラグビー部出身の芸人・しんや(35)、バスケットボール元日本代表で身長210cmの石橋貴俊(56)など、芸能界の屈強な顔ぶれが揃いました。その中でも、ひときわ異彩を放っていたのがボビー・オロゴン氏です。『芸能界特技王決定戦 TEPPEN』(フジテレビ系)のアームレスリング部門で2011年と2012年に二連覇を達成した実力者として、彼は「この5年間の冬眠、この悔しさをここにぶつけないと」と並々ならぬ意気込みを見せていました。

ボビー氏は2020年に妻への暴行容疑で逮捕され、芸能活動の自粛を余儀なくされていましたが、YouTubeチャンネル開設や地方局でのレギュラー出演を通じて徐々に活動を再開。今回のゴールデン番組復帰は、彼にとってまさに得意分野での再出発となりました。

人気バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』に登場し、腕相撲トーナメントで圧倒的な強さを見せつけたボビー・オロゴン氏。59歳と公表された年齢が大きな話題となった。人気バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』に登場し、腕相撲トーナメントで圧倒的な強さを見せつけたボビー・オロゴン氏。59歳と公表された年齢が大きな話題となった。

その気合が功を奏したのか、ボビー氏は1回戦で身長210cmの石橋氏を激戦の末に撃破。続く2回戦では筋トレ歴18年の筋肉芸人・青木マッチョ(30)に余裕の圧勝を収めました。そして決勝戦では、ブラジリアン柔術世界王者の経歴を持つガリットチュウの福島善成(47)をも打ち破り、見事に初代王者の栄冠に輝きました。腕相撲の強さだけでなく、対戦相手を挑発する悪役ぶりに徹するなど、誰よりも企画を盛り上げたボビー氏に対し、MCの千鳥・ノブ(45)も「(メンバーの中で)いちばんお笑いしている」と絶賛。久々のゴールデン出演で抜群のバラエティ力と存在感を発揮し、上々の復帰となりました。

59歳公表に視聴者困惑「年齢変わってる?」

しかし、番組放送終了後、SNSのX(旧Twitter)では「ボビーが59歳で驚き」「年齢上がってない?」「テレビで59歳って言ってるけどwiki見ると52歳になってる」といった疑問の声が相次ぎました。番組内ではボビー氏が「御年59歳」と紹介され、青木マッチョから「年齢がおじいちゃん」といじられる場面もありました。しかし、所属事務所の公式ホームページでは1973年生まれとなっており、現在52歳のはずです。この年齢の相違が、長年にわたるボビー氏の「年齢詐称疑惑」を再び呼び起こす形となりました。

長年の「年齢サバ読み」疑惑、公的書類で判明した真実

ボビー氏の年齢詐称疑惑は、実は以前から指摘されていました。2005年には『週刊女性』で「ボビーのパスポートを見た人」の証言により、年齢詐称疑惑が浮上。当時の所属事務所は「パスポート発行時の手違い」と弁明しましたが、その後も度々年齢を“サバ読み”しているとの報道がありました。しかし、ボビー氏本人は頑なにこれを否定し続けていたのです。

転機が訪れたのは2020年。ボビー氏を逮捕した埼玉県警が「公的書類で年齢を確認した」と発表したことにより、彼の生年月日が1966年であるという事実が判明しました。これにより、彼が公称より7歳サバを読んでいたことが明らかになったのです。さらに、復帰後の2022年のインタビューでは、年齢詐称疑惑について聞かれ、「どっちも本当。母国の田舎には出生届は無かったから、正確にわからない。でも、サバ読んだ方の1973年生まれでも49歳。来年50歳なのに、こんなに強いのおかしい!」(『NEWS ポストセブン』2022年5月5日配信)と、ほぼ“自供”とも言える発言をしていました。

今回の番組でしれっと59歳と修正してきたことから、今後は公称59歳の“アラ還”タレントとして、再ブレイクを目指すつもりなのでしょう。

まとめ

青木マッチョに「ボビーおじいちゃん」といじられた際、「誰がおじいちゃんなんだよ! テレビ局は多分もう俺が衰えてると思って呼んでいるけど、お前ら失敗だ。俺は優勝して賞金を持ち帰りたいと思います」と宣言し、見事に有言実行したボビー・オロゴン氏。還暦間近でありながら、そのパワフルさと存在感はまったく衰えていないことを改めて証明しました。長年の年齢疑惑に終止符を打ち、真の年齢を公表したことで、彼の今後の活動には一層注目が集まることでしょう。


参考資料:

  • Yahoo!ニュース
  • 女性自身 (Kobunsha Co.,Ltd.)
  • NEWSポストセブン (Shogakukan Inc.)