テレビ東京の人気番組『開運!なんでも鑑定団』(毎週火曜 午後8時54分放送)が、2025年8月12日の放送回で、1980年代のホンダ製ロードスポーツバイクに驚愕の鑑定結果を提示し、大きな注目を集めました。旧車ファンならずともその希少性と価値に驚く鑑定額が判明し、SNS上でも話題となっています。
ホンダ CBR400F:奇跡的なフルノーマル状態の希少価値
今回の鑑定対象となったのは、1983年に発売されたホンダの傑作ロードスポーツバイク、CBR400Fです。依頼者が約5年前に、妻には内緒で知人から譲り受けたというこのバイクには、その高額鑑定を裏付ける特別な背景がありました。
なんと、このCBR400Fは以前の所有者が新車で購入して以来、ずっと納屋で大切に保管してきた個体だったのです。一度も故障したことがなく、カスタムも一切施されていない「完全なフルノーマル」状態を保っている点が最大の特長です。依頼者自身もその稀少性を理解し、購入後はエンジンをかけるのみで一度も乗車することなく、厳重に保管してきました。さらに、当時物の取扱説明書や整備手帳までがしっかりと残されているという、コレクター垂涎の逸品です。
専門家も絶賛!鑑定額600万円の衝撃
依頼者は自身の評価額を300万円と設定していましたが、その価値はさらに上を行くものでした。番組にゲスト出演した俳優の本宮泰風は、その状態を見て「そんなどころじゃないです」と300万円をはるかに超える高額を予想。MCの今田耕司も「そんなにいくの?」と半信半疑の表情を見せる中、鑑定結果として提示された金額は、本人評価額の倍となる「600万円」という驚きの「ド級鑑定額」でした。
テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」で鑑定された1983年製ホンダCBR400F、奇跡的なフルノーマル状態の希少な旧車
鑑定を担当したのは、旧車バイク販売で知られる「ウエマツ」の枝川寿副社長です。枝川氏は鑑定品の状態について、「依頼品はとにかく状態は素晴らしいんです。ここまでの物には滅多にお目にかかれません。まさに貴重なお宝です」と絶賛し、その価値に太鼓判を押しました。1980年代の旧車でありながら、新車時に近いコンディションを保つCBR400Fが、いかに稀有な存在であるかが専門家のコメントからも伺えます。
まとめ
今回の『開運!なんでも鑑定団』で鑑定されたホンダCBR400Fは、単なる旧車ではなく、その奇跡的な保存状態と「完全フルノーマル」という点が、鑑定額600万円という破格の価値を生み出しました。これは、日本の旧車文化における希少性と、オリジナル状態の重要性を改めて浮き彫りにする事例と言えるでしょう。この放送回は、TVerにて2025年8月19日午後9時53分まで見逃し配信されています。
参考情報
- テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』
- TVer 見逃し配信 (2025年8月19日午後9時53分まで)