ボニー・ブルーの論争と18歳青年「ケンズリー」との関係:過激インフルエンサーのSNS戦略の裏側

世界的な注目を集めるイギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(26)は、自身の水着姿の投稿や有料コンテンツの販売を通じて活動を展開しています。最近、彼女と関係を持ったとされる18歳の青年「ケンズリー」がネット番組でその体験を語ったことで、海外メディアは再び彼女の動向に注目しています。この出来事は、過激なSNS活動と若者への影響という、現代社会における新たな側面を浮き彫りにしています。

ボニー・ブルーが巻き起こした過去の騒動と厳しい批判

ボニー・ブルーはこれまでにも、その型破りな活動で幾度となく騒動を引き起こしてきました。昨年秋には、イギリスで18歳以上の男子学生を対象に「無料で関係を持てる」「動画を撮らせてほしい」と呼びかけ、数百人もの若者が殺到する事態となりました。この行為は、「捕食者」であるとの厳しい批判に晒され、社会的な議論を巻き起こしました。

現地事情に詳しいジャーナリストによると、彼女の過去の騒動は枚挙にいとまがありません。オーストラリア滞在中には、現地の若者と「交流」する計画を発表した際、彼女の観光ビザ取り消しを求める署名運動に2万人以上が集まる事態に発展しました。さらに、同じ目的でフィジー共和国を訪問した際には、現地の政治家から「入国禁止の移民」と宣言されるなど、国際的な波紋も広げています。

ケンズリーの証言:「僕は楽しんだから、被害者ではない」

前述の18歳青年ケンズリーもまた、ボニー・ブルーが企画した活動を通じて彼女と関係を持った男性の一人です。7月下旬にYouTubeで配信されたネット番組『ザ・キャット・ベイカー・ショー』で、ケンズリーはボニー・ブルーと共演することになった経緯を詳細に明かしました。

当初、街頭インタビューをメインとする配信者としてキャリアをスタートさせたケンズリーは、やがて過激なコンテンツ制作にも関心を抱くようになりました。現在、彼は18歳の成人向けインフルエンサーとして若者層から人気を集めています。ある日、ボニー・ブルーから「ビデオに出ないか」という誘いのメッセージが届いたと語っています。番組のMCから「ブルーの“被害者”の一人だね」と冗談めかして問われた際、ケンズリーは「僕は楽しんだから、被害者になったわけじゃない」と明確に答え、自身の体験に対する肯定的な見解を示しました。

ボニー・ブルーと若手インフルエンサー、ケンズリーが映るツーショット。インスタグラムに投稿された画像で、ボニー・ブルーがケンズリーを見つめ、舌を出す仕草をしている。ボニー・ブルーと若手インフルエンサー、ケンズリーが映るツーショット。インスタグラムに投稿された画像で、ボニー・ブルーがケンズリーを見つめ、舌を出す仕草をしている。

ケンズリーが出演した映像は、学校をテーマにしたものだったといいます。彼は撮影時の心境について、「大勢の前で“準備OKの状態”になるのは、特にカメラもあると、不安になる。大変だと思いましたが、なんとか乗り越えました」と述べました。さらに、ボニー・ブルーの仕事ぶりについては、「彼女は本当にプロフェッショナルで、思いやりがある」と絶賛し、その人柄に好感を抱いた様子でした。

「18歳」ターゲット戦略の波紋とインフルエンサー界の動向

ケンズリーは番組内で、「(容姿が)18歳に見えなくなってきたら……」と今後のコンテンツ制作に対する不安を漏らす場面もありました。この発言は、彼自身がイギリスの法定年齢をぎりぎりで満たす「18歳」という若さが、配信活動における最大の強みであると認識していることを示唆しています。

ボニー・ブルーは、過去のインタビューなどで「過激コンテンツの世界では、“18歳”が最も検索されるカテゴリだ」と公言しており、彼女自身も「18歳の男性」をターゲットとした企画で大きなブレイクを果たしました。ケンズリーのような若手インフルエンサーが自身の年齢を強みと捉えるようになった背景には、こうしたボニー・ブルーの言動からの影響があるのかもしれません。

また、ボニー・ブルーの代名詞ともいえる「半日で1000人以上の男性と関係を持った」という企画と同様のものを立ち上げる女性インフルエンサーが複数登場しており、中には逮捕者も出ていると報じられています。これは、彼女の成功が新たなインフルエンサーに模倣され、時に法的な問題を引き起こす可能性を示しています。

悪名と成功の狭間で:ボニー・ブルーの影響力

ボニー・ブルーは、インタビューで「月収54万ポンド(日本円にして1億円以上)」を稼いでいると語っており、その経済的な成功は疑う余地がありません。7月下旬には、彼女に密着したドキュメンタリー番組『1000人の男と私:ボニー・ブルーの物語』がイギリスの公共テレビチャンネルで放送されたばかりです。

悪名高い存在ではあるものの、ボニー・ブルーが世界的に著名なインフルエンサーであることは紛れもない事実です。彼女のような過激なSNS戦略が多大な収益と注目を集める現状は、今後のオンラインコンテンツのあり方や、倫理的な問題について一石を投じるものといえるでしょう。ボニー・ブルーの成功に続こうとする人々が、今後も世界のどこかで現れる可能性は十分にあります。


出典

  • 海外メディア報道、YouTubeネット番組『ザ・キャット・ベイカー・ショー』、現地ジャーナリストの解説に基づき作成。