【アンカレジ(米アラスカ州)=淵上隆悠】ロイター通信によると、米国のトランプ大統領は15日、会談したロシアのプーチン大統領に対し、メラニア夫人の手紙を手渡した。ロシアによるウクライナの子どもの連れ去りについて書かれているという。
メラニア氏は、米露首脳会談が開かれた米アラスカ州には同行していなかった。手紙の詳細は不明だが、連れ去り問題に懸念を示した可能性がありそうだ。
米エール大の研究所が3月に発表した報告書によると、これまでに生後4か月から17歳のウクライナ人少なくとも1万9000人が、ロシア領の施設で「再教育」を受けるなどしている。国際刑事裁判所(ICC)は2023年3月、プーチン氏がウクライナの子どもの連れ去りに関わったとして逮捕状を出している。