トランプ政権、新型コロナ検査態勢の拡充を発表 経済再開に弾み

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27日、ホワイトハウスで新型コロナウイルスについて記者会見するトランプ米大統領(AP)

27日、ホワイトハウスで新型コロナウイルスについて記者会見するトランプ米大統領(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は27日、ホワイトハウスでの記者会見で、新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査の態勢を強化すると発表した。全米50州の経済活動の再開に弾みをつけるため、連邦政府が州政府の検査拡充を支援する。11月の大統領選で再選がかかるトランプ氏にとり、新型コロナ危機の影響で深刻な落ち込みをみせる米経済の回復は急務だ。トランプ氏は、経済再開を急ぐとともに、感染が再び拡大するのを防ぐため、検査の徹底を図りたい考えだ。

 トランプ政権は27日、経済再開に向けた感染検査の指針を公表した。医療機関に加え、薬局での検査を認可するほか、各州に対し、公衆衛生の維持に最低限必要とされる、住民の少なくとも2%に検査が実施できるよう、検体採取に使われる滅菌綿棒を含む検査器具を供給するとした。

 政権がここへきて検査の拡充を打ち出したのは、トランプ氏が各州に経済再開を促す一方で、州知事からは、感染拡大の不安なしに経済再開させるのに不可欠な検査が遅れているとの声が相次いでいたためだ。

 トランプ氏は「米国は、世界各国よりもはるかに多い540万件以上の検査を実施してきた」と述べた上で「検査態勢は急速に拡充されており、経済は再開できる」と強調した。

 トランプ氏としては5月から6月にかけて自宅待機令などの自粛措置の解除を実現させたい考えだ。

 トランプ氏は一方で、経済再開の是非を判断する権限を握る各州の知事に対し「再開は可能な限り早く、しかし安全に行うべきだ」とも指摘した。

 南部ジョージア州のケンプ知事は24日、トランプ氏の反対を押し切る形で無症状の感染者による拡大リスクが高い理髪店や美容院などの営業再開を認めた。27日からは飲食店の営業再開も可能となった。

 トランプ氏がケンプ氏の行動を念頭に、性急な再開を控えるようくぎを刺したのは、政権の新型コロナ対策チームを含む専門家などから、秋頃になって感染拡大の再発を懸念する声が出ているためだ。

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