倉井高志・元ウクライナ大使と慶応大の森聡教授が18日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、15日に行われた米露首脳会談について議論した。
会談でプーチン露大統領は、停戦の条件としてウクライナ東部ドンバス地方の割譲を求めたと報じられた。倉井氏は「ドンバス地方はロシアがさらに西側に向かっていく橋頭堡(きょうとうほ)になる。ロシアの最終的な狙いはウクライナ全体の支配だ」と指摘した。森氏は「トランプ米大統領は利益本位で物事を考えるので、戦闘終結に結びつくのであれば割譲もやむなしとの考え方になっている」と述べた。