劇団四季で活躍した女優の末次美沙緒(すえつぐ・みさお)さんが今月20日に亡くなった。71歳だった。同日、娘で女優の飯野めぐみ(45)がブログで発表した。
飯野は「母 末次美沙緒が2025年8月20日、享年71歳にて永眠いたしました事をご報告致します。生前は皆様より格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます」と伝えた。
これまでを振り返り「まだ元気な時にちゃんと『ありがとう』や『大好き』を言葉にして伝えておけばよかった。まだ生きているのに、今伝えたら母が自分の最期が近いと悟ってしまうかもしれないと思うと、目の前にいるのに伝えることができなくなってしまって…」と後悔の思いをつづり、「でも、昨晩はずっと妹と2人で母の手を握り、たくさん歌ってたくさん笑ってたくさん泣いて…たくさんの言葉を伝えました。その言葉に反応するかのように、母の目にわずかに涙が浮かび、穏やかな表情で最期の時を迎えました」と明かした。
続けて「生前、たくさんの方々と交流のあったミサさん。この数日、ご近所の方々や、状況を知った仲間たちが母に会いに来てくれました。連日、とっても楽しそうで幸せそうでした。妹がメイクをしてくれて、今日もとっても幸せで穏やかな表情を浮かべています」とここ数日間の様子を記し、「ミサさんを愛して下さった皆さま、応援して下さった皆さまに心から感謝いたします」と呼びかけた。
末次さんは1954年2月25日生まれ。劇団四季で活躍し、その後も多数の舞台に出演した。私生活では、元「ジャニーズ」で俳優の飯野おさみ(78)と結婚したが、その後離婚した。
テレビ朝日