ザテレビジョン主催の「第124回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」が発表され、2025年4月から6月に放送されたドラマが対象となりました。最優秀作品賞は芳根京子主演のフジテレビ系ドラマ「波うららかに、めおと日和」が受賞。本記事では、この権威ある賞の全8部門における詳細な受賞結果を詳述します。
「波うららかに、めおと日和」が最多5部門を制覇：昭和新婚ラブコメが視聴者を魅了
昭和11年（1936年）を舞台にした「波うららかに、めおと日和」は、交際ゼロ日で結婚したなつ美（芳根京子）と瀧昌（本田響矢）の、歯がゆくも愛らしい新婚生活を描いた「ハートフル・昭和新婚ラブコメ」です。恋愛に不慣れで純粋な二人が夫婦としての絆を育んでいく様子が、令和の時代に新鮮な癒やしとなると高く評価されました。
視聴者からは、「昭和初期のスマホやSNSがない時代のラブストーリーに癒やされた」「最近のドラマに多い不倫などの疲れる要素がなく、安心して楽しめた」「当時の結婚観や家庭生活が興味深く、深く感情移入できた」といった肯定的なコメントが多数寄せられました。
同作は、最優秀作品賞に加え、芳根京子（主演女優賞）、本田響矢（助演男優賞）、山本舞香（助演女優賞）、そして平野眞監督と森脇智延監督による監督賞と、計5部門を制覇する快挙を達成しました。
第124回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞し、主演女優賞も獲得した「波うららかに、めおと日和」主演の芳根京子。トロフィーを手に笑顔を見せている。
中井貴一主演「続・続・最後から二番目の恋」も主要賞を獲得
シリーズ3作目となるフジテレビ系ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」からは、定年後も鎌倉市役所で働く長倉和平役を演じた中井貴一が主演男優賞を受賞しました。不器用で理屈っぽいながらも人情深く、小泉今日子演じる千明を大切に思う姿が、多くの視聴者から共感を呼びました。
投票コメントでは、「長倉和平の飾らない性格が中井貴一さんと見事にマッチしており感情移入できた」「不器用ながらも常に誠実で人間味あふれる人柄が非常に魅力的だった」といった声が寄せられています。
また、同作からは、「小泉今日子と中井貴一の自然な会話劇」が高く評価された岡田惠和氏が脚本賞を受賞。さらに、主演の小泉今日子と中井貴一がデュエットした楽曲「ダンスに間に合う」がドラマソング賞に選ばれるなど、こちらも主要部門で存在感を示しました。
第124回ドラマアカデミー賞 全受賞作品・受賞者一覧
以下に、第124回ドラマアカデミー賞の全受賞作・受賞者を一覧で示します。
- 最優秀作品賞：「波うららかに、めおと日和」
- 主演男優賞：中井貴一(「続・続・最後から二番目の恋」)
- 主演女優賞：芳根京子(「波うららかに、めおと日和」)
- 助演男優賞：本田響矢(「波うららかに、めおと日和」)
- 助演女優賞：山本舞香(「波うららかに、めおと日和」)
- 監督賞：平野眞監督、森脇智延監督(「波うららかに、めおと日和」)
- 脚本賞：岡田惠和氏(「続・続・最後から二番目の恋」)
- ドラマソング賞：小泉今日子＆中井貴一「ダンスに間に合う」(「続・続・最後から二番目の恋」)
まとめ
第124回ドラマアカデミー賞では、「波うららかに、めおと日和」が最多5部門を受賞し、その心温まるストーリーが幅広い世代に共感を呼びました。中井貴一氏の演技、脚本、主題歌が評価された「続・続・最後から二番目の恋」も主要賞を獲得。多様な作品が栄冠を勝ち取り、今後のドラマ界に影響を与えることでしょう。各受賞者の詳細インタビューや、過去の受賞一覧については、ドラマアカデミー賞の特設サイトでご確認いただけます。
