2020年の英国王室離脱以来、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の動向は常に世界中の注目を集めています。特に、巨額契約を結んだはずのNetflixとの関係は、その活動の成否を測るバロメーターとなってきました。当初の期待とは裏腹に、その後のプロジェクトは軒並み苦戦。そうした中、夫妻がNetflixとの「再契約」を発表したことは大きな話題を呼んでいます。しかし、その内実は「格落ち」とも指摘されており、今後の活動とその受け止められ方に注目が集まっています。
エリザベス女王と公務に臨むメーガン妃。王室離脱前の重要な瞬間を捉えた写真。
Netflixとの「ファーストルック契約」に潜む真実
ヘンリー王子(40)とメーガン妃(44)は、王室離脱後間もなくNetflixと約160億円という巨額の5年契約を締結しました。しかし、制作されたドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」は一定の視聴率を確保したものの、その後の番組はことごとく惨敗し、契約の打ち切りが囁かれる状況でした。
このような背景の中、今年8月11日に「再契約」が発表され、メーガン妃は「パートナーシップ延長を誇りに思う」と高らかに語り、これを勝利宣言と受け取る向きもありました。しかし、この「再契約」は実質的に「ファーストルック契約」と呼ばれるもので、Netflixが夫妻のアイデアを優先的にチェックし、企画の実現可否を判断する権利を持つ形式です。これは以前の契約と比較して「格落ち」であることは否めません。一部のメディアは、この契約がメーガン妃を「打ち切りの恥ずかしさから救うため」や、「騒ぎを避けるため」といった側面があると指摘しています。
それでもメーガン妃は早速、今後の企画を公表。年内にはアフリカの孤児院の子どもたちに焦点を当てたドキュメンタリーを公開する予定であり、これはダイアナ元妃のエイズ患者救済活動を継承するものとされています。
新プロジェクトとキャサリン妃イベントへの影響
さらに、12月にはクリスマス・シーズンに向けたスペシャル版「ウィズ・ラブ、メーガン」の発表も予定されています。これまでのシリーズ同様、豪華な料理や部屋の飾り付け、友人たちとの団らんが描かれると予想されます。
この発表に対し、英国王室ファンからは懸念の声が上がっています。特に、キャサリン妃(43)が主催する恒例のクリスマスイベントと時期が重なる可能性があり、一部からは「クリスマスの楽しみをメーガンは台無しにするつもりか」という怒りの声も聞かれます。キャサリン妃のイベントは、その卓越したピアノ演奏や、3人の子どもたちの成長ぶり、そしてウィリアム皇太子(43)が妻を支える姿が毎年称賛を集めています。
世論の厳しい評価と今後の展望
デイリーメール(オンライン)が行ったアンケート調査では、メーガン妃の新たな番組に対する期待は厳しい現実を突きつけています。「今後、面白い番組を発表する」と回答した人はわずか3%に過ぎず、「面白い番組を発表できない」と回答した人は82%に達しました。
このような世論の反応を見る限り、メーガン妃の新番組がキャサリン妃のクリスマスイベントの人気をかすませる心配は少ないかもしれません。Netflixとの「格落ち」再契約、そして世間の厳しい評価の中で、メーガン妃が今後どのような形で自身の存在感を示していくのかが注目されます。