NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の最新回で、若手俳優・城桧吏が第11代将軍・徳川家斉としてついに登場し、視聴者からその成長ぶりに驚きと感動の声が上がっています。日本のメディアやポップカルチャーの礎を築いた蔦屋重三郎の生涯を描く本作において、徳川家斉という重要な役どころを演じる城桧吏の演技と、彼が歩んできたキャリアに注目が集まっています。
第11代将軍・徳川家斉として城桧吏が登場
8月24日に放送された第32回「新之助の義」では、城桧吏が徳川家斉として初めて姿を見せました。一橋治済の嫡男として生まれた家斉は、15歳で将軍職に就任し、歴代最長の約50年にわたる長期政権を築き上げます。老中・松平定信と共に財政再建や風紀改善に取り組むも、時代の変化と共に政務への姿勢に変化が見られていく複雑な人物です。大河ドラマで徳川家斉が描かれるのは今回が初となるため、城桧吏がこの歴史的人物にどのような深みを与えるのか、大きな期待が寄せられています。
大河ドラマ「べらぼう」第32回のあらすじ
第32回では、御三家が新たな老中に定信(井上祐貴さん)を推挙する意見書を提出する一方、田沼派の水野忠友(小松和重さん)や松平康福(相島一之さん)が、謹慎中の意次(渡辺謙さん)の復帰に尽力。その結果、意次は再び登城を許されます。主人公・蔦重(横浜流星さん)が新之助(井之脇海さん)を訪ねると救い米が出たことを知り、意次の対策が功を奏したと評価しますが、長屋の住民からは田沼時代に利を得た蔦重への反発の声が上がります。この時代の政治的駆け引きと庶民の暮らしが交錯する中で、若き徳川家斉がどのような決断を下していくのか、物語の鍵を握る存在として描かれます。
大河ドラマ「べらぼう」で第11代将軍・徳川家斉を演じる城桧吏。凛々しい姿が話題に。
若き実力派俳優、城桧吏の軌跡
城桧吏は、2018年に「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和監督の映画「万引き家族」で息子役を演じ、その高い演技力で注目を集めました。同年には、当時12歳で大河ドラマ「西郷どん」にも出演しており、子役時代から着実にキャリアを積み重ねてきた実力派です。現在18歳となり、俳優としての表現力に磨きをかけている城桧吏が、歴史上の重要人物である徳川家斉をどのように演じきるのか、その演技の進化が期待されています。
SNSで話題沸騰!「大きくなった」と視聴者も感動
城桧吏の「べらぼう」出演に対し、SNSでは「『万引き家族』の男の子がこんなに大きくなったなんて」「すっかり大人になって見違えてしまった」といった驚きの声が多数寄せられています。子役時代から彼を応援してきたファンはもちろん、彼の成長に気づいた新たな視聴者からも、「城桧吏くん、芸歴長いけどまだ18歳なんだなぁ。良き将軍さまでありますように…」「すっごい大人っぽくなっててかっこよかった」など、その成長ぶりと将軍役への期待を寄せるコメントが相次ぎました。彼の登場は、ドラマに新たな話題と深みをもたらしています。
結び
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で徳川家斉役を演じる城桧吏の登場は、物語の展開に大きな影響を与えるとともに、彼の俳優としての確かな成長を示す機会となりました。「万引き家族」での鮮烈なデビュー以来、着実に演技の幅を広げてきた彼が、歴史上重要な位置を占める将軍をどのように表現していくのか、今後の放送からも目が離せません。視聴者の期待を集める城桧吏の熱演に、引き続き注目が集まることでしょう。
参考資料
- MANTANWEB: 大河ドラマ「べらぼう」徳川家斉役・城桧吏、SNSで驚きの声「大きくなったなあ」「見違えてしまった」 (2025年8月24日掲載)