パレスチナ自治区ガザ地区では24日、イスラエル軍による激しい攻撃が続き、民間防衛機関は同日の攻撃で少なくとも42人が死亡したと発表しました。イスラエル軍は現在、ガザ市の制圧計画を進めており、新たな大規模攻撃の準備を進めている模様です。
ガザ地区空爆と犠牲者数
民間防衛機関のマフムード・バッサル報道官によると、ガザ市周辺では複数の空爆が発生。特にアル・サブラ地区への攻撃では8人が死亡しました。報告された攻撃は地区内の他の地域でも発生しており、民間防衛機関は「現時点で死者は42人に上っている」と明らかにしました。この件に関して、イスラエル軍は現時点でコメント要請に応じていません。
イスラエル軍の攻撃により煙が立ち上るパレスチナ自治区ガザ地区北部のジャバリア(2025年8月24日撮影)
住民の切迫した声と情報規制
アル・サブラ地区の住民はAFPに対し、「状況は極めて危険で、毎日、毎分、爆撃や犠牲者、死と流血が続いている。もう耐えられない」と窮状を訴えました。彼らは攻撃と砲撃が絶えず続いていると説明し、「どこに行けばいいのかわからない。死がどこにでもつきまとう」と語り、極度の不安と絶望を表明しています。ガザ地区ではメディア規制が厳しく、多くの地域への立ち入りも困難なため、AFPは民間防衛機関やイスラエル軍が提供する死者数や詳細情報を独自に確認することが難しい状況が続いています。
この地域の情勢は依然として緊迫しており、国際社会は人道状況の悪化に強い懸念を示しています。
参考文献
AFPBB News. (2025年8月24日). ガザ攻撃、42人死亡と発表 イスラエル軍、ガザ市制圧へ準備. https://news.yahoo.co.jp/articles/10a9632db27cb24a750c38596c96da3a48d4fcf2