[北京 27日 ロイター] – 中国外務省の郭嘉昆報道官は27日、米国とロシアとの核軍縮協議に参加するよう求められるのは「不合理で非現実的」だと述べた。
トランプ米大統領は26日、「ロシアや中国と取り組んでいることの一つは核軍縮で、非常に重要だ」と述べ、両国との核軍縮協議の開始に改めて意欲を示した。
同報道官は「中国と米国の核戦力はまったく同じレベルにはなく、両国の戦略的安全保障環境と核政策はまったく異なっている」と説明。中国は核兵器の先制不使用と自衛の核戦略を追求しており、他のいかなる国とも軍拡競争には関与しないと述べた。
その上で「最大の核兵器保有国は核軍縮のための特別な責任を真剣に果たすべきだ」と語った。