千原せいじのラジオ番組「大雲・せいじの坊僧ラジオ」が急遽終了へ:背景と“いじめられっ子発言”の影響

お笑いコンビ「千原兄弟」の千原せいじ氏(55)がレギュラー出演していたKBS京都ラジオの番組「大雲・せいじの坊僧ラジオ」が、2025年8月31日の放送をもって終了することが発表されました。番組側は「ラジオリスナーの皆様、YouTube視聴の皆様から、番組に対しまして様々なご意見を頂戴し、KBS京都及び製作委員会等で検討した結果、終了という結論に達しました」と説明していますが、最終回放送のわずか一週間前に発表されたことから、その abrupt な決定には多くの憶測が飛び交っています。この番組終了の背景には、千原氏による特定の「炎上発言」が強く影響していると見られています。

千原せいじ、ラジオ番組終了発表後の姿。炎上発言が波紋を広げた千原せいじ、ラジオ番組終了発表後の姿。炎上発言が波紋を広げた

「大雲・せいじの坊僧ラジオ」とは?:人気の背景と異例の復帰

「大雲・せいじの坊僧ラジオ」は、”怪談説法”で知られる蓮久寺住職の三木大雲氏と、得度して“僧侶”となった千原せいじ氏の異色コンビ「坊僧コンビ」が、リスナーの人生相談に答えるという形式で人気を博していました。怪談や仏教思想を基盤としつつ、ユーモアや説法を交えて人生哲学を語るスタイルが多くの支持を集め、昨年9月末に一度は放送を終了したものの、リスナーからの強い要望を受け、今年1月5日にはレギュラー放送として異例の復帰を遂げたばかりでした。それだけに、今回の急な番組打ち切りは関係者やファンの間で大きな驚きをもって受け止められています。

番組終了の引き金:「いじめられっ子発言」の詳細と波紋

今回の番組終了の最大の要因として指摘されているのが、7月18日に千原せいじ氏自身のYouTubeチャンネル「せいじんトコ」で公開された、埼玉県戸田市議会議員の河合ゆうすけ氏との対談です。この対談は「外国人問題」をテーマに行われましたが、その中で千原氏は河合氏と口論となり、公の場で「おまえ、いじめられっ子やったやろ? なぁ? おまえいじめられっ子出身やな! アハハハハ!」と嘲笑するように発言しました。

この“いじめられっ子発言”は瞬く間にSNS上で「大炎上」し、千原氏はそれ以降、自身のYouTubeチャンネルやSNSの更新を一切停止しています。さらに、この騒動後に出演した8月20日放送のTBS系番組「世界くらべてみたら★夏休みアマゾンvs.アフリカ自由研究SP!」では、事前に収録されたアフリカロケの映像が流れたものの、SNS上では「せいじがテレビに出てるから、『世界くらべてみたら』から離脱する」「せいじ嫌いなのでチャンネル変えます」といった厳しい批判の声が相次ぎました。この一連の騒動が、千原氏の芸能活動全体に深刻な影響を与え始めたのは明らかでした。

番組打ち切りの複雑な背景:KBS京都のコメントと内部事情

今回のラジオ番組打ち切りが、単に“いじめられっ子発言”だけによるものなのか、その波紋の広がりについて様々な分析がなされています。芸能関係者は、このラジオ番組が僧侶の立場で一般市民の人生相談に乗るという性質上、いじめを嘲笑するような発言をした千原氏が、聴取者の理解を得られないという局側の判断があったと指摘します。

また、番組の打ち切りが迅速に行われなかった背景には、いくつかの配慮があったと見られています。一つは、本物の住職である三木大雲氏が相方であることへの配慮。もう一つは、“いじめられっ子発言”以前の6月からチケットが販売されていた8月23日の番組イベント「坊ファミのつどい!」が予定されていたことでした。このイベントを中止することは難しかったため、イベント終了の翌日に番組終了を発表する形になったと推測されています。

KBS京都は番組終了について取材に応じ、「いろんな事柄が重なっており、あのこと(いじめられっ子発言)があったからやめるというわけではありません。一つの要因としてはあるのですが、いろんなことがありまして総合的に判断したということです。23日のイベントにご来場の皆さんには発表しております。イベントがあったから(番組終了を)延ばしたとかやめるタイミングになったというわけではありません」とコメントし、複数の要因が複合的に作用した結果であることを強調しました。

結論:今後の芸能活動への影響と求められる責任

天台宗の得度を受け、芸人と僧侶の「二刀流」という独自の立場を築いてきた千原せいじ氏にとって、“いじめられっ子発言”は今後の芸能活動に深い影を落とすものと見られています。いじめの被害者や過去にいじめを受けた経験のある人々からの嫌悪感は深く、発言に対する明確な謝罪がない現状も、彼のイメージを著しく低下させています。

テレビ業界の関係者からは「傷つく人がいると思うので、テレビ業界はしばらくオファーしないと思いますよ」という厳しい意見も出ており、今回のラジオ番組終了は、千原氏が公人としての発言の重みと責任を改めて問われる契機となるでしょう。今後の芸能活動の展開には、彼自身の行動と向き合い方が大きく影響することになりそうです。


参考文献