ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使は、国連安全保障理事会の決議が22日までに北朝鮮労働者を送還するよう定めていることに関連し、労働者がロシアからいなくなれば、両国を結ぶ唯一の直行定期便のウラジオストク-平壌線が休止する可能性があると述べた。ウラジオストクのラジオ局が14日、報じた。
定期便は北朝鮮国営の高麗航空が週2往復運航。ロシアに出稼ぎ労働で往来する北朝鮮労働者の交通手段となってきた。マツェゴラ氏は「現在は北朝鮮労働者がおり、この路線が利用されているが、労働者がいなくなれば路線もなくなるだろう」と語った。
ロシア外務省のイリチョフ国際機関局長は13日、北朝鮮労働者の帰国は始まっており、国連決議に基づき送還は期限の22日までに行われると語った。(共同)