メーガン妃のNetflixドキュメンタリー「ウィズ・ラブ、メーガン」シーズン2公開:視聴率低迷と厳しい世論

サセックス公爵夫人メーガン妃(44)が、自身のドキュメンタリーシリーズ「ウィズ・ラブ、メーガン」シーズン2を8月26日にNetflixで公開しました。今年3月に発表されたシーズン1に続くものですが、今回のシーズン2は新たに撮影されたものではなく、シーズン1とほぼ同時期に制作されていたことが明らかになっています。この新シーズンの公開は、メーガン妃のブランド戦略とコンテンツに対する世間の評価を再び浮き彫りにしています。

「ウィズ・ラブ、メーガン」シーズン2の概要とゲスト構成

シーズン2の撮影場所は、メーガン妃の自宅ではなく、モンテシトにあるレンタルハウスでした。登場するゲストには、シーズン1と同じくメイクアップアーティストのダニエル・マーティン氏や、テレビドラマ「SUITS/スーツ」で共演した女優アビゲイル・スペンサー氏の顔ぶれが目立ちます。しかし、メーガン妃が「私のロールモデル」と語っていたミシェル・オバマ夫人や、人気インタビュアーのオプラ・ウィンフリー氏の出演はありませんでした。また、シーズン1では最後に姿を見せたヘンリー王子は登場せず、アーチー王子(6)やリリベット王女(4)も不在です。

Netflixドキュメンタリー「ウィズ・ラブ、メーガン」シーズン1に出演するヘンリー王子Netflixドキュメンタリー「ウィズ・ラブ、メーガン」シーズン1に出演するヘンリー王子

シーズン1では、メーガン妃が市販の菓子を別の袋に詰め替える様子を「料理」として紹介したり、バスタブ用ソルトの利用者から「肌にやけどを負った」と訴えられたりするなど、内容や商品にまつわる様々な話題を提供しました。これらのエピソードは、時に世間の困惑や批判を招く結果となりました。

低迷する視聴率と専門家による厳しい評価

「ウィズ・ラブ、メーガン」シリーズの視聴率は厳しい状況にあります。シーズン1はNetflixのランキングで383位と低迷し、シーズン2はさらに落ち込み、500位にも届かないのではないかと予想されています。この背景には、専門家からの率直な指摘があります。彼らは、「メーガン妃のレシピや商品は、なぜか人々の心に響かない」と分析しています。その理由として、「例えば、『これはアーチーのお気に入りよ』とか、『エリザベス女王に初めてお目にかかった時にいただいた思い出深い一品です』といったストーリーがない」点を挙げています。つまり、提供されるコンテンツのすべてが「ただの思い付き」のように映り、家族などへの温かい気持ちが視聴者に伝わってこないというのです。このような本質的な共感の欠如が、視聴率低迷の大きな要因と考えられます。

注目集めの戦略とリリベット王女登場への反響

厳しい状況にもかかわらず、メーガン妃は懸命にプロモーション活動に努めています。シーズン2の公開に合わせて、自身のブランドから新製品を発表しましたが、それが「フルーツスプレッド」のみだったため、期待外れとの声も上がりました。今後は「ウィズ・ラブ、メーガン」のシーズン1と2をまとめた「料理本」の出版も予定されているそうですが、これが巻き返しに繋がるかは不透明です。

さらに、メーガン妃はシーズン2には登場しないリリベット王女を自身のインスタグラムの動画に登場させました。この動画は「夫からの朝のサプライズ」と題され、ヘンリー王子からの愛をアピールする内容でした。シーズン2の配信開始を祝して王子から贈られたという額入りの大きな写真を台所に立てかけ、そこにパジャマ姿のリリベット王女が後ろ姿のまま写真にキスをする姿が映されています。その写真には、亡くなった愛犬ガイとメーガン妃が写っていました。しかし、この動画に対する世間の反応はまたも厳しく、「子どもを利用すべきではない」「メーガン妃は必死なのだろう」といった批判的な声が多く寄せられています。

まとめ

メーガン妃のNetflixドキュメンタリー「ウィズ・ラブ、メーガン」シーズン2は、その内容、視聴率、そしてプロモーション戦略のいずれにおいても、世間からの厳しい評価に直面しています。過去のシーズンで指摘されたコンテンツの深みや共感の欠如は依然として課題であり、自身のブランドを確立するための試みは、公衆の信頼を勝ち取る上でさらなる工夫と本質的な魅力が求められています。特に子どもを利用した宣伝活動への反発は、ブランドイメージに大きな影響を与える可能性があります。今後、メーガン妃がどのようにこれらの課題を乗り越え、自身のメッセージを届けられるかが注目されます。

参考文献