ロシアのパトルシェフ大統領補佐官は2日公開の週刊紙「論拠と事実」(電子版)のインタビューで、北方領土問題について「日本が必要とするのは正義ではなく、資源だ」と主張した。
日本の要求は、鉱物や水産資源など「純粋に商業的利益に基づいている」と決め付けた。
パトルシェフ氏はプーチン大統領の最側近。2024年に安全保障会議書記を退任後も一定の影響力を保持している。ロシアで3日に「軍国主義日本に対する勝利と第2次大戦終結の日」を迎えるのを前に日本をけん制した。ロシアは22年のウクライナ侵攻開始後、日ロの平和条約締結交渉を中断している。