パトカー追跡中の車が当て逃げか 名古屋・熱田区で信号待ちの車に接触し逃走、警察が行方追う

6日午前10時15分ごろ、名古屋市熱田区神戸町の国道において、信号待ちで停車していた乗用車に、後方から進行してきた別の乗用車が接触し、そのまま現場から逃走するという当て逃げ事件が発生しました。この逃走車両は、事件発生以前からパトカーに追跡されていたことが明らかになっています。

熱田区の路上で起きたこの接触事故により、被害に遭った乗用車の右前の部分にはこすれた痕が残りました。幸いなことに、乗車していた44歳の男性を含む3名にけがはありませんでした。被害車両の運転手は、突然の出来事に驚きながらも、警察に状況を通報しました。

名古屋市熱田区で発生したパトカー追跡中の当て逃げ事故現場。信号待ちの乗用車に接触し逃走した車両の捜査が続く。名古屋市熱田区で発生したパトカー追跡中の当て逃げ事故現場。信号待ちの乗用車に接触し逃走した車両の捜査が続く。

逃走した車両は、事故現場から約900メートル離れた南区内田橋の交差点で信号無視を行った際、警戒中のパトカーに発見され、追跡が開始されていました。しかし、パトカーは約450メートル追跡した後、安全上の理由などから追跡を中止したとされています。現在、車の車種や運転手の特徴は特定されておらず、警察は逃走した運転手の特定と行方追跡を続けています。南警察署の大和洋之副署長は、本件に関する追跡の判断について「現時点では適正と考えているが、詳細は調査中」とのコメントを発表しており、今後の捜査の進展が注目されます。

参考文献