「開運!なんでも鑑定団」に幻の「小城隕石」が登場!戦災消失からの奇跡の発見か

テレビ東京の人気番組「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜 後8:54)の9日放送回に、第二次世界大戦の戦禍により失われたとされてきた幻の「小城隕石(おぎいんせき)」が登場し、大きな注目を集めています。この歴史的な大発見は、専門家をも驚かせ、超絶的な鑑定額が飛び出すことが予告されており、日本中に驚きと興奮をもたらすことでしょう。

幻の小城隕石、80年の時を経て奇跡の再登場

今回、番組に鑑定を依頼したのは、兵庫県芦屋市に住む一人の男性です。彼が持ち込んだのは、長らくこの世に存在しないと思われてきた「幻の隕石・小城隕石」。男性の祖父が渋谷区松濤に暮らしていた陶磁器コレクターであり、その膨大なコレクションの中からこの隕石が発見されました。男性は15年前に父親から受け継いだ後、独自に調査を進めるうちに、太平洋戦争の空襲で消失したと伝えられてきた幻の隕石が「ひょっとするとこれかもしれない」と確信するようになったといいます。しかし、その希少性と歴史的価値から資料が多く、まとめて調査してくれる機関が見つからなかったため、「もう鑑定団にお願いするしかない」との思いで番組への依頼に至りました。この奇跡的な発見は、戦後80年という節目に、歴史のベールに包まれていた貴重なお宝が再び日の目を見る、まさに感動的な瞬間となりそうです。

小城隕石の知られざる歴史と戦災による消失

小城隕石は、当時の記録によると計4つの隕石が落下したとされています。これらは小城藩によって回収されましたが、そのうち小さな2つは記録がなくなり、所在不明となっていました。残りの2つは、明治時代に工部大学校で教鞭を執っていたイギリス人化学者、エドワード・ダイヴァース氏によって詳細な成分分析が行われ、それぞれ5.6キロと4.6キロの重さであったという記録が残されています。

4.6キロの隕石はその後、イギリスの大英自然史博物館に寄贈され、現在もその貴重なコレクションの一部として収蔵されています。しかし、もう一つの5.6キロの隕石は、東京の鍋島家が大切に保管していましたが、第二次世界大戦中の空襲により鍋島邸が被災。この隕石もまた、その混乱の中で所在不明となり、現在まで「戦災で消失した」と語り継がれてきたのです。長きにわたり幻とされてきたその物語は、今回の発見により新たな展開を迎えることになります。

鑑定団を揺るがす5.64キロの衝撃と歴史的文書

依頼品として持ち込まれた隕石の重さを量ると、驚くべきことに5.64キロ。これは、かつて鍋島家が保管し、戦災で失われたとされる5.6キロの隕石の記録とほぼ完全に一致する数値でした。この事実に鑑定士は「震えが来ましたね」と語り、MCの今田耕司も「ザワッとくる…」と驚きを隠せず、スタジオの期待感は最高潮に高まります。

テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」のスタジオに登場した、幻とされる小城隕石の現物。鑑定士とMC陣の驚きを誘う歴史的なお宝の姿。テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」のスタジオに登場した、幻とされる小城隕石の現物。鑑定士とMC陣の驚きを誘う歴史的なお宝の姿。

さらに、この依頼品の「小城隕石」には、その信憑性を裏付けるかのような複数の貴重な品々が添えられていました。大英自然史博物館に隕石を送った際の返礼品と思われる、1869年にスウェーデンに落下した「ヘスル隕石」と、数多くの歴史的文書です。これらの文書の中には、「外務省」と印字された便箋に書かれたものや、小城藩主であった「鍋島直虎」宛てに、当時の外務卿「井上馨」が送ったと推測される書簡も含まれていました。歴史上の重要人物の名前に、アシスタントの福澤朗は「井上馨ですか」と驚きを隠せず、菅井友香も「これは本物じゃないか」と強い期待を寄せるなど、スタジオ全体が興奮と緊張に包まれました。

鑑定額にスタジオ悲鳴!プロデューサーが語る「歴史的大発見」の意義

満を持して鑑定額がカウンターに表示されると、スタジオからは割れんばかりの悲鳴が上がりました。その衝撃の鑑定結果を受けて、今田耕司は「(鑑定士の)興奮が伝わってきます」と語り、依頼人もまた「これが何かわかればホッとするかと思ったんですけど、逆に緊張しています」と、歴史的大発見を前にした複雑な心境を明かしました。

番組プロデューサーは今回の発見について、「戦後80年という節目に、戦争で失われたと思われてきた貴重な歴史的お宝が発見されました!」とコメント。この大発見の裏には、空襲で家々が焼かれる中で、後世に貴重なお宝を受け継ごうとした先人たちの深い想いがあるに違いないと述べ、「とんでもない大発見に驚くとともに世界の平和を願わずにいられません」と、今回の出来事が持つ平和へのメッセージに触れています。鑑定士も驚きを隠せない歴史的大発見だけに、その鑑定額もまた衝撃的なものとなったとのこと。

結論

長らく幻とされ、戦禍の中でその姿を消したと思われていた「小城隕石」が、80年の時を経て再び私たちの前にその姿を現したことは、まさに奇跡と呼ぶにふさわしい出来事です。この発見は、単なる歴史的価値にとどまらず、過去の記憶と未来への希望を繋ぐ重要な意味を持っています。鑑定団のスタジオを震撼させたその全貌と、驚愕の鑑定額は、ぜひ放送でご覧ください。

参考資料