山田裕貴、亡き父・和利氏からの手紙に号泣 「しゃべくり007」が明かす感動の家族愛と俳優の覚悟

俳優の山田裕貴(34)が8日放送の日本テレビ系人気番組「しゃべくり007」に出演し、俳優養成所時代の恩師との再会に感極まり号泣する一幕があった。この感動的な瞬間は、先日この世を去った父・山田和利氏からの手紙が代読されたことで、より深い意味を持つこととなった。

父・山田和利氏の死と番組収録の背景

山田裕貴の父である山田和利さんは、かつてプロ野球の中日ドラゴンズや広島東洋カープで活躍した名選手だ。和利さんは8月16日、4年間にわたるがん闘病の末、その生涯を閉じた。山田裕貴自身が父の死を公表したのは8月26日だが、この「しゃべくり007」の収録はそれ以前に行われていたとみられている。そのため、番組で代読された父からのメッセージは、公表前の山田にとって計り知れない重みを持っていたはずだ。

両親からの手紙が明かす親子関係

番組内では、MCの上田晋也が山田裕貴の両親からの手紙を代読した。特に、父・和利氏が息子へ綴った言葉は、その厳しさの中にも深い愛情が込められており、多くの視聴者の心に響いた。

父のメッセージと山田裕貴の想い

和利氏は手紙の中で、「一つ一つ階段を上がり、着々と自分の居場所を作り始めたところかもしれませんね。ここから更に進化が求められることだとは思いますが、本人もわかっていて、戦っている最中でしょうね」と、俳優として成長を続ける息子を評価。続けて、「あまり褒めたことはありませんが、厳しい世界の中で、戦い抜いているところは、すごいと思います。18歳で東京に行き、諦めず、今日まで自分の決めた道をどんな苦しい状況であっても続けてきたことに対して、すごいね」と、自身の言葉で初めてと言えるほどの率直な賛辞を送った。

「しゃべくり007」出演中に感極まり号泣する俳優・山田裕貴「しゃべくり007」出演中に感極まり号泣する俳優・山田裕貴

上田からの「あまり褒めてくれない?」という問いに、山田は一瞬言葉を詰まらせ、「…最近、褒めてくれるようになったんですけど」と語った後、改めて「…うれしいですね、改めて」と、父からの温かい言葉を噛みしめるように喜びを表現した。その表情には、長年の努力が父に認められたことへの深い感動と、複雑な親子の絆が垣間見えた。

俳優・山田裕貴を支える家族の絆

「しゃべくり007」で明かされた亡き父からの手紙は、山田裕貴が俳優として歩んできた道のりと、それを陰ながら支え、見守ってきた家族の深い愛情を改めて浮き彫りにした感動的な瞬間だった。厳しい父の言葉と、それに涙する山田裕貴の姿は、芸能界という厳しい世界で戦い続ける彼の「覚悟」と、かけがえのない家族の絆の強さを私たちに伝えている。

参考文献

  • Yahoo!ニュース: 山田裕貴 号泣 亡父からの手紙代読に…「しゃべくり007」で恩師登場に
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