第76回紅白歌合戦:Mrs. GREEN APPLEと松田聖子の「順番問題」に視聴者から賛否

2026年1月2日、大みそかに放送された『第76回NHK紅白歌合戦』の平均世帯視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)が35.2%を記録したと発表されました。華やかな祭典として幕を閉じた紅白でしたが、白組の大トリを務めた人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」(以下、ミセス)の直後に設けられた“特別枠”の演出について、一部の視聴者から疑問の声が上がっています。

大トリ後の「特別パフォーマンス」が話題に

今年の紅白では、紅組のトリをMISIAが、白組のトリをMrs. GREEN APPLEが務めました。しかし、今回は通常のトリの後に、特別な歌唱を行う歌手が用意されていました。それは、2020年以来5年ぶりに出場した松田聖子さんです。2025年12月28日に、松田さんが紅組・白組のパフォーマンス後に歌唱することが発表されると、「究極の大トリ」として放送前からSNSでも大きな注目を集めました。

松田さんは、初出場した1980年に披露した代表曲『青い珊瑚礁』を熱唱し、紅白のフィナーレを飾りました。放送後、X(旧Twitter)では「トリが松田聖子はええな〜」といった、松田さんの圧巻のパフォーマンスに魅了されたという肯定的な意見が多数見受けられました。

Mrs. GREEN APPLEの熱気と松田聖子の静寂、ムードの転換

一方で、演出の順番に対しては異論も聞かれました。「松田聖子さんが出るのは文句ないけど、大トリのミセスのあとにしなくてもいいんじゃないか」「大トリがミセスだったのでは?この順は納得できない」といった声です。この評価が分かれた背景には、パフォーマンスのムード転換が関係しているようです。

『第76回NHK紅白歌合戦』で大トリを務めたMrs. GREEN APPLE『第76回NHK紅白歌合戦』で大トリを務めたMrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLEのボーカル、大森元貴さんは、歌唱曲『GOOD DAY』について「日本を明るくするというコンセプト、願いで作った楽曲です。大みそかを明るく照らし、皆さんの心をつなぐパフォーマンスを届けられれば」と説明していました。その言葉通り、ミセスのメンバーが会場を走り回り、出演者全員が一体となって盛り上がる熱気に満ちたパフォーマンスを展開。会場は最高潮の熱気に包まれました。

しかし、その直後に松田さんのデビュー45周年を振り返る映像が流れ、会場は静かにそのVTRを見守る形となりました。ある芸能記者は「せっかくミセスの歌唱で温まったムードが打ち消された印象を受けた人もいたのでしょう」と指摘しており、熱狂から一転して静謐な雰囲気になったことで、一部の視聴者が違和感を覚えた可能性があると分析しています。

放送100年の特別企画と「順番問題」

今回の紅白は「放送100年」という節目を記念し、福山雅治さん、B’zの稲葉浩志さん、矢沢永吉さん、玉置浩二さんなど、多くの豪華アーティストが特別企画枠で出演しました。松田聖子さんもこの特別枠での出場でしたが、結果的に「順番問題」が浮上する形となりました。

紅白歌合戦でのパフォーマンス順序に関する視聴者の声紅白歌合戦でのパフォーマンス順序に関する視聴者の声

芸能記者は「ミセス、松田さんともにパフォーマンスは好評でした。しかし、通常の出演者の合間に特別企画が組み込まれていれば、松田さんも大トリ直後でなくともよかったのではないかと感じる人もいたようです。結果的に、番組全体の締まりが悪い印象を与えてしまったのかもしれません」と述べています。

まとめ

『第76回NHK紅白歌合戦』は、高視聴率を記録しつつも、Mrs. GREEN APPLEの大トリ後の松田聖子さんの特別パフォーマンスという演出が、視聴者の間で賛否を呼びました。日本の放送100年を記念する豪華な特別企画は、個々のアーティストのパフォーマンスは高く評価されたものの、その配置によって番組全体の流れに影響を与えた側面もあったようです。2025年の紅白のテーマであった「つなぐ、つながる、大みそか。」が、視聴者と豪華アーティストの間でどのように実現されたのか、今後の番組制作における貴重な示唆を与える出来事となりました。


Source: Yahoo!ニュース / Smart FLASH