立憲民主党の福山哲郎、国民民主党の平野博文両幹事長は27日、都内で会談し、衆参両院が一体となって合流を目指す方針を確認、年明けに両党代表による党首会談を開くことを決めた。会談では綱領などについては一定の合意を見たが、政策や理念、合併方式など重要部分で意見の隔たりを埋められなかったもようで、党首レベルに上げて政治判断を委ねる。
会談後、両幹事長はそろって記者団の取材に応じた。福山氏は「真摯(しんし)に話し合い、一つの政党になることを目指し、自民党に代わって政権を担いうる強力な態勢を築く必要性を共有した」と述べ、「確認事項を党首に報告し、大きな政治判断は党首会談に委ねたい」と語った。平野氏は「幹事長レベルで詰められるところは詰めた」と述べた。
福山氏は「両党の綱領については、おおむね共有した」と語ったが、政策や理念については触れなかった。国民幹部は「政策や理念は(確認事項に)入っていない」と説明した。
ほかの確認事項は、衆参両院が一体で合併し、参院での相互信頼に努める▽次期衆院選で重複立候補者の比例代表名簿の登載順位は同一とする▽候補者が重複している選挙区で調整を進める-など。立民の規約にない代表選規定については「合併後、速やかに策定する」とした。