高田茜、フェデリコ・ボネッリ、平野亮一らトップダンサーが共演する豪華なガラ公演「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」が1月31日、2月1日の両日、東京・昭和女子大学人見記念講堂で上演される。英国ロイヤル・バレエ団の元ダンサーで現在、後進を指導している小林ひかる(43)が初めてプロデュースする。
ロイヤルゆかりの作品が誇るダイナミックな妙技を紹介するパート1(ダイナミズム)、ダンサーが思いを表現できる作品を自ら厳選したパート2(パーソナル・エモーション)、バレエ作品で語り継がれる物語を上演するパート3(神秘的な存在)と、テーマごとに3つのプログラムに分かれているのが特徴。1公演ごとに2つのプログラムを組み合わせて上演される。
パート2ではヤスミン・ナグディが「ロミオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥを踊るが、ダンサー自らがその作品への思いを語るインタビュー映像も上映される。
また演目の一つ、ベジャール振りつけの傑作「ルナ」(月のソロ)は門外不出とされ、ベジャールのバレエ団以外のダンサーがこの作品を踊る許可がなかなか出ないため、めったにお目にかかれない作品だ。
小林は「ありきたりなガラ公演にはしたくない。初めてバレエ鑑賞する人にも分かりやすいよう、踊りを見る前に映像などを使って作品に親しみをもてるような情報を提供する構成にした」と話す。問い合わせは0570・035・061。