NHKネット常時配信、3月1日から17時間試験実施 4月1日からは午前6時から18時間





NHK放送センター=東京都渋谷区(古厩正樹撮影)

 NHKがテレビ番組を放送と同時にインターネットでも配信する「常時同時配信」が、3月1日から試験的に1日17時間の配信を行うことが15日、分かった。同日に開かれた経営委員会で、開始日程など詳細をまとめた「ネット活用業務実施計画」が議決された後、森下俊三委員長が明らかにした。本格実施は4月1日からで、午前6時から18時間の配信を予定している。

 森下委員長は報道陣に、「朝の通勤時間帯に利用できるようにということで、(執行部は)18時間考えているということだった」と述べ、経営委から執行部に対し、「準備期間が短いので頑張ってくださいと申し上げた」と話した。

 新サービスが始まれば、すでにNHKと受信契約を結んでいる視聴者は追加料金なしに、パソコンやスマートフォンで放送と同じ番組を見ることができる。

 NHKは昨年10月、常時同時配信を含むネット活用業務の概要をまとめた実施基準案の認可申請を行ったが、総務省は業務の肥大化につながる懸念があるとして、再検討を要請。指摘を受け、NHKは同年12月、ネット活用業務費を圧縮する修正手続きを行い、総務省は今月14日に実施基準案を認可した。



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