【シネマプレビュー】「ジョジョ・ラビット」





「ジョ・ジョ・ラビット」の一場面= (C) 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved(提供写真)

 ナチスドイツ。ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、ナチス傘下の青少年団体参加の準備を始める。母親(スカーレット・ヨハンソン)は、自宅にユダヤ人の少女(トーマシン・マッケンジー)をかくまっていた。

 ジョジョにだけ見える“友人”アドルフは、ヒトラー崇拝の具象化か。戦時下の日常がユーモラスに描かれ観客はくすりと笑いながら、やがて恐ろしさに身震いする。冒頭のビートルズ、終幕のデビッド・ボウイ。すばらしいセンス。トロント国際映画祭観客賞。米アカデミー賞6部門で候補。

 17日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズ梅田などで全国公開。1時間48分。(健)

 ★★★★☆

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)



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