五輪期間中、終電は最大2時間繰り下げ 東京圏以外やパラ開閉会式でも 





お台場海浜公園にお目見えした五輪マークのモニュメント=17日午前、東京都港区(松本健吾撮影)

 夏の東京五輪期間中の鉄道運行について、東京都と大会組織委員会は22日、終電時間繰り下げの概要を発表した。通常よりも最大で2時間ほど遅らせる。パラリンピック開閉会式の日や、東京圏以外の路線でも繰り下げを行う。

 東京圏で繰り下げを行うのは、鉄道19社局計約60路線。おおむね30~120分延長する。最も終電時間が遅いのは、横浜市営地下鉄ブルーライン横浜発で、現行よりも2時間遅い午前2時20分ごろ。山手線内回りは、午前1時半ごろに大崎駅を発車することになる。

 また、競技が行われる札幌ドームや宮城スタジアム、カシマスタジアム(茨城)の3会場周辺の路線でも終電時間を遅らせる。日中の増発も検討されており、具体的なダイヤは4月をめどに固める。臨時ダイヤは既存の乗り換えアプリにも反映される見込みだという。

 東京大会では、午後11時以降に終了する競技が複数あり、深夜の輸送が課題となっていた。組織委の担当者は「安心して試合を見て、円滑にお帰りいただける」と話した。



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