嘱託殺人事件の被告「申し訳ない」

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 東京・池袋のホテルで女性に依頼されて殺害したとして、嘱託殺人の罪に問われた大学生、北島瑞樹被告(22)は28日、東京地裁(井下田英樹裁判長)の公判で「残される被害者の家族の気持ちを考えていなかった。申し訳ない」と述べた。

 検察側は公判で、被告が被害女性の他にも、ツイッターで自殺願望がある人にメッセージを送っていたと指摘。28日の被告人質問で北島被告は、やりとりした数について「50~60人はあったのではないか」と説明した。検察官が「金銭を要求したこともあったのでは」と尋ねると「数十人に送った気がするが、本気で考えていたわけではない」と述べた。

 事件の原因や、自身の社会復帰に向けた質問には黙ることも多く、弁護側は「動機がいまだに抽象的だ。人格を把握し、立ち直りに役立てる必要がある」として精神鑑定の実施を求めた。

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