東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラムとして、4月にオペラと歌舞伎を融合させた公演「光の王」に出演する歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが29日、東京都内で記者会見し「大会テーマの一つである多様性を根幹に、さまざまな芸能の調和をお見せできたら」と、公演に向けた思いを語った。
海老蔵さんは「歌舞伎とオペラは近いものと感じている。公演を通じてオリンピック、パラリンピックへの機運を高めたい」と話した。「光の王」のテーマは「大会に向けた祝祭感」。オペラ歌手アンナ・ピロッツィさん、アーウィン・シュロットさんも出演し、4月18日に東京体育館(東京都渋谷区)で上演される。
当初、世界的オペラ歌手のプラシド・ドミンゴさんの共演が予定されていたが、セクハラ疑惑を受け出演を辞退した。