「不適切な発言、すべて撤回」 暴言問題で静岡知事回答





回答期限ぎりぎりに、自民改革会議の役員らが川勝平太知事からの回答を受け取った=30日、県庁(田中万紀撮影)

 県議らとの面談の場で「やくざの集団」「ごろつき」などと暴言を吐いた問題で、静岡県の川勝平太知事は30日、県議会最大会派の自民改革会議からの公開質問状に回答。発言があったことを認めた上で全面的に撤回し、謝罪した。

 川勝知事は「不適切な発言のあったことを認め、すべて撤回します。不信を抱かれた方々にはおわびをします」と記した。しかし、一連の発言が誰を指すものかについては「だれをも指していません」と明らかにしなかった。

 回答を受けて同会派の竹内良訓代表は「残念でならない。もう少し誠実に答えていただけると思っていた」と失望感をあらわにした。同会派は今のところ予算折衝には応じる方針だが、県議会2月定例会での問責決議案提出など、より厳しい措置も視野に入れつつ、今後の対応を検討する。

 同会派は川勝知事に、発言は誰を指すのか、撤回しないのはなぜか、などと問いただす4項目の質問状を提出していた。川勝知事は昨年12月19日、各会派からの予算要望の際に「やくざの集団」「ごろつきがいる」などと発言。その後の釈明会見で謝罪したものの、発言を撤回はしなかった。



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