立憲民主党の菅直人元首相が、国民民主党の人事を批判した自身のツイッター投稿を削除したことが30日、分かった。関西電力役員らの金品受領問題が発覚した後の昨年10月、参院経済産業委員会理事に国民の関電労組出身議員を起用した人事を「撤回すべきだ」と求めた内容で、国民の参院側が強く反発していた。
菅氏の事務所によると28日に削除した。投稿は、政党合流が当面見送られる一因となった両党参院側の対立に拍車を掛けた経緯があり、国民側に配慮したとみられる。
国民の大塚耕平参院議員会長は30日の記者会見で「両党間の大きなアクシデントの一つだった。(信頼醸成に向け)一歩前進だ」と述べた。