埼玉県警捜査3課は4日、同県内や東京都など1都5県で住宅リフォーム業者を装って民家などに侵入、現金計約1010万円を盗んだとして、窃盗と住居侵入の疑いで、いずれも相模原市南区のアルバイト、河内成明被告(28)と弟の祐一被告(26)=いずれも窃盗罪などで公判中=をさいたま地検川越支部に追送検し、捜査を終結した。
送検容疑は平成30年9月下旬から昨年7月下旬にかけて、東京、埼玉、神奈川、群馬、長野、山梨の各都県で民家など32カ所に侵入し、現金約1010万円と財布など45点(時価計約175万円相当)を盗んだとしている。容疑を認めている。
同課によると、両被告は作業着を来てリフォーム業者の営業を装い民家などを訪ね、住人らが不在であることを確認した上で物色に及んでいたという。
同課は、窃盗などの疑いで、両被告と共謀していたとみられる相模原市中央区、無職、田中秀輝被告(21)=窃盗罪などで公判中=ら3人のグループも逮捕しており、約20件の余罪があるとみて追及している。