加藤勝信厚生労働相は12日の衆院予算委員会で、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、中国・武漢市から政府のチャーター機で帰国した人のうち、14人が政府の用意した宿泊施設などに入らず、自宅に戻ったことを明らかにした。「子供がいて宿舎はなじめないという方や、親族が亡くなって戻らなくてはいけないという事情で、やむを得ない場合に戻ってもらった」と述べた。
これまで14人のうちの1人から陽性反応が確認されている。
加藤氏は自宅にいる人には、毎日検温してもらい、健康状態の確認などを行っていることを説明。「外出を控えるように徹底を図っていきたい」と述べた。