防衛省は14日、自衛隊が安全保障関連法に基づき日本周辺で米軍などを守る「武器等防護」について、令和元年に14件実施したと発表した。防護対象の内訳は米艦艇が5件、米航空機が9件。
計14件のうち10件を自衛隊と米軍との共同訓練中の防護が占め、残る4件は北朝鮮のミサイル発射などの警戒監視・情報収集活動中の防護だった。
河野太郎防衛相が同日、国家安全保障会議(NSC)に報告した。防衛省は実施の時期や場所などの詳細を明らかにしていない。
武器等防護は、平成28年施行の安保関連法で可能になった任務。初めて発表した29年は2件、翌30年は16件だった。