感染者7万人超 新型肺炎で中国政府発表、死者1770人





雪が降る中国・武漢市内で新型肺炎患者の対応にあたる防護服姿の医療関係者ら=15日(共同)

 【北京=三塚聖平】中国国家衛生健康委員会は17日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者が中国本土で累計7万548人、死者が1770人に上ったと発表した。いずれも17日午前0時(日本時間同1時)時点。感染者は前日から2048人、死者は105人増加した。

 現時点で感染が疑われる事例は7264人と減少傾向が続いている。既に回復して退院した人は累計1万844人となった。感染拡大が深刻な武漢市を含む湖北省では、感染者が1933人、死者が100人それぞれ増えた。死者は河南省と広東省でも出ている。

 湖北省以外で16日に確認された新たな感染者は115人だった。中国メディアによると、湖北省以外での1日あたりの感染者の増加数は13日連続で減少している。中国政府は、湖北省を除く地域では感染抑制の措置が効果を見せているとの見方を示している。

 一方、感染拡大に歯止めがかからない湖北省当局は16日、住民の外出などをより厳しく制限する措置を打ち出した。居住区や職場などで感染者が出た場合には、その場所に対して14日間の隔離措置をとるなどとしている。



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