パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタ中心部で17日、爆発があり、地元警察や病院によると警官2人を含む少なくとも10人が死亡、35人が負傷した。警察は自爆テロとみて調べている。犯行声明は確認されていない。
現場ではイスラム教スンニ派の団体による集会が開かれていた。爆発物を積んだオートバイが警察車両に衝突、周辺の店舗や車も大破したという。
クエッタでは1月にモスク(イスラム教礼拝所)で爆発が起き、15人が死亡した。この際は過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行を認めた。クエッタやその周辺では宗派対立などによるテロが度々起きている。(共同)