兵庫・宍粟市、「日本酒発祥の地」ゆかりの麹で商品開発

[ad_1]

 兵庫県宍粟(しそう)市は来年度、「日本酒発祥の地」を標榜(ひょうぼう)する庭田神社ゆかりの麹(こうじ)を原料にした商品開発に乗り出す。「発酵のまち」をアピールする事業の一環。

 奈良時代に編纂(へんさん)された書物「播磨国風土記」には、庭田神社の地でカビを使って酒を造った趣旨の記述がある。市では、これが日本酒醸造に通じる最古の記述としており、同神社を日本酒発祥の地とするとともに「発酵のまち」としての地域活性化を進めている。

 過去に地元の酒造組合などが手掛けたプロジェクトで、庭田神社境内から麹菌が採取されており、市は新たな商品についてこの麹菌から作った麹を原料にする考え。

 市や地元事業者らでつくる「発酵のまちづくり推進協議会」は今年度にこの麹で甘酒を試作しており、来年度は参加事業者に特産品となる発酵食品開発を進めてもらうことにしている。

 市は、これらの事業費として301万円を来年度一般会計当初予算案に計上。「魅力ある発酵食を求めて宍粟を訪れる観光客を増やしたい」と期待する。

 宍粟市の来年度当初予算案は総額445億5135万円(前年度当初比3・5%減)。うち一般会計は231億3千万円(同7・6%減)。

[ad_2]

Source link