今年のノーベル平和賞候補に、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(17)が推薦されたことが分かった。欧州メディアが26日報じた。ノルウェーのノーベル賞委員会は、今年の候補に210人と107団体の計317件の推薦があったと発表した。グレタさんは昨年も推薦された。
一方、「平和賞ウオッチャー」として知られるノルウェー・オスロの国際平和研究所のウーダル所長は、アフリカ北東部スーダンの女性活動家アラ・サラさん(22)らを有力候補に挙げた。サラさんは、独裁政権が昨年倒れたスーダンで民主化デモの象徴となった。
報道の自由を擁護する国際非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)や、リビアとソマリアの女性平和運動家2人なども候補に選んだ。ウーダル氏が昨年予想したエチオピアのアビー首相は実際に受賞した。(共同)