イラン副大統領も感染 次官に続き、死者26人





感染が判明したイランのエブテカール副大統領(右)=2015年11月(AP)

 イラン保健省報道官は27日、イランでの新型コロナウイルスの感染者が計245人になり、うち26人が死亡したと国営テレビで発表した。感染者は26日から100人以上増加した。イラン労働通信によると、エブテカール副大統領(女性・家族問題担当)も感染した。

 イランでは、感染対策の責任者を務めていた保健省のハリルチ次官や国会議員も感染が確認されている。政府の閣僚や高官の間でも感染が広がっている可能性が出てきた。

 エブテカール氏は女性で、1979年の米大使館人質事件で立てこもった学生らの広報担当者だったことでも知られている。

 保健省報道官は感染者が今後さらに増える可能性があるとの見方を示した。国民に対しては、不急の旅行を控えるよう要請した。イランメディアによると、テヘランなどではイスラム教の金曜礼拝も中止にするという。(テヘラン 共同)



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