萩生田文科相、当日まで休校方針知らず 新型肺炎対応





閣議後、新型肺炎での臨時休校について記者団の質問に答える萩生田光一文科相=2月28日午前、国会内(春名中撮影)

 萩生田光一文部科学相は2日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染防止策として全国の小中高校などに一斉休校を要請した方針について、安倍晋三首相が表明した当日の2月27日まで知らなかったと明らかにした。質問した立憲民主党の斎藤嘉隆氏は「場当たり的な対応だった証拠だ」と批判した。

 萩生田氏は、27日午前から官邸側と断続的に打ち合わせる中で首相の方針を把握したと説明。「地方自治体と一定期間、調整した方が混乱を最小限に抑えられるとの思いはあった。しかし、患者が発生していない自治体でも明日はどうなるか分からないとの危機感から了解した」と述べた。



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