沼津市課長補佐を懲戒免職 予定価格漏えい罪で公判中

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 静岡県沼津市は2日、同市発注の道路工事の予定価格を漏えいしたとして公競売入札妨害の罪に問われ、静岡地裁で公判中の市工事検査課課長補佐の松本一弘被告(50)=沼津市=を懲戒免職にした。松本被告は2月25日の初公判で、起訴内容を認めた。

 市では別の官製談合事件で元職員が起訴されており、2事件の監督責任を問い、副市長2人もそれぞれ訓告の処分とした。

 起訴状によると、松本被告は同罪で公判中の元建設会社社長植松真一被告(47)と共謀して平成30年10月19日、松本被告が道路改良工事の設計額を植松被告に教え、11月に実施された一般競争入札で最低制限価格に近い価格で落札させたとしている。

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